医療法人 清志会  藤政病院 本文へジャンプ

編集室


編集後記

 春を迎え日中は暖かな日差しが降り注ぐようになりましたが、朝晩はまだまだ寒さが身に凍みる思いです。

二十四節気では、「立春(りっしゅん)」の後、おおむね二月の中旬から三月初旬を「雨水(うすい)」、三月初旬から中旬を「啓蟄(けいちつ)」、三月中旬から四月初旬を「春分(しゅんぶん)」、四月初旬から中旬を「清明(せいめい)」、そして四月中旬から五月初旬を「穀雨(こくう)」と移り行きます。

また、春分の日を中心に前後三日間は春彼岸と呼ばれ、ご先祖様をお迎えする期間となります。「暑さ寒さも彼岸まで」と古くから言われているように、この頃を境に身に凍みるような寒さともお別れをし、過ごしやすい気候へと変わっていきます。

このように日本では古くからの季節・気候に関する格言・ことわざ・言い伝えなどがたくさん残っていて、これらを見聞きし触れる事で繊細な四季折々の表情がことさらに身近に感じることができます。先人の知恵や知識の豊富さ、観察力や表現力、目の前の一場面を切り取る力には本当に驚かされますね。